『終わりがあるから頑張れる』

・ツブヤキ

琉球ブルーオーシャンズにいた時、
監督だった清水直行さんが話されていた言葉を今も大事にしている。
「毎日引退する時の自分の姿をイメージするんやで。今日が終わればまた1日、引退に近づいていく。引退する時に自分がどんな場所で、どんな格好で、どんな人たちに囲まれてその時を迎えたいのか、いつも考えて過ごさないとあかんで。」

今でもつくづく感じているのは、何事もいつか終わりが来るのをちゃんとわかっているから、頑張れるということ。そういう終わりへの意識がちゃんとある人ほど、毎日を無駄にしていないということ。

スポーツでも仕事でも、引退の日がいつか来ると頭の片隅ではわかっているのに、それを本当の意味でわかっていないと勿体無い1日を過ごしてしまう。いつか終わるその”いつか”は、案外想像しているよりもすぐなのに、なぜか遥か遠くの未来だと思っている。

人間は楽したいし、忘れる生き物だからこそ、自分が最終的にどうありたいかを、いつも忘れずに思い浮かべることが、どれほど大切なのかは考えるに容易い。

昨日は取り返せないし、今日も無駄にはできない。良い日にできるかどうかは、自分の意思次第。

 

 

 

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