練習をしているのに上手くなれない、周りに追いつけない、
と悩んでいる人は読んでみてください。
私は小・中・高・大で13年間、独立リーグで2年間、現在は社会人野球をやっています。
この記事では、
上達できない人がやっていること について書きます。
この記事を読めば、
「練習しているのに上手くなれない原因」と、
「上達するための練習の取り組み方」についての理解を得ることができると思います。
野球選手とサラリーマンを兼任する私の経験と知識に基づく、完全私見です。
私自身、何年も野球の練習をしてきて、
上手くなるために練習しているのに、なかなか上手くならない現実に苦しんだ時期があります。
その時は何をしたら上手くなるんだろうと考え悩んでいましたが、
今考えれば、練習内容そのものというよりも、
考え方や取り組み方が上手くなれない原因だったなというような実感があるので、
今回はそんな経験を踏まえて書きます。
先に結論、練習で上手くなれない人の特徴は3つ
- 繋がりの思考が浅い
- 人のための練習をしている
- インプット重視すぎる
これらについて解説していきます。
繋がりの思考が浅い
今やっている練習が、試合にどのように繋がっているかの理解ができていない、
もしくは繋がりの理解が浅い人は、上達しにくいです。
そもそもですが、練習でやる事と試合でやっていることは、
結構違っていることが多いです。
実戦形式みたいな、試合に限りなく近いことをする練習もありますが、
ほとんどの練習というのは試合でやっている事とは異なります。
そこで大切なのは、試合で何をしたいかを踏まえて練習をするという事です。
少し違う話で、「試合を想定した練習」とよく言いますが、
それを聞くと試合の中の緊張感とか、雰囲気を想定するかのような、
若干精神的な面のイメージを持ってしまいます。
ですが私がここで言いたいのはもっと技術的なことに直結する話で、
試合でしたい動きから逆算したことを、練習の動きに落とし込むことです。
試合でどういうことをしたいのか、どんな課題を持っているのかを整理して、
それをするために必要な、投げ方・打ち方・捕り方・考え方
そこを深く掘り下げて練習に取り組むことが大事です。
例えば、バッターで外角のボールを毎回打ち上げてしまうという課題があれば、
なぜそうなるのか、そうしないために必要なことは何かを掘り下げます。
問題はスイングなのか、タイミングなのか、目線や待ち方なのか
スイングが問題なら、それは上半身なのか、下半身なのか
前脚なのか後ろ脚なのか、
のように、自分なりに深く掘り下げたことで出てきた答えを、
練習で意識して取り組むことが大事です。
上手くならない人はここの掘り下げと分析が甘いため、
考えずに練習をしているだけの状態になり、結果上達しにくいです。
練習をすれば練習の中ではある程度、上手くなるかもしれないですが、
試合でやりたいことから掘り下げたことによる繋がりを意識できていないと、
試合で上手くプレーできることはないです。
練習で上手い=試合で上手い
ではないことをわかっておく必要があります。
人のための練習をしている
練習で上手くなれない人は、
人のための練習をしていて、自分のための練習ができていないことが多いです。
自分のための練習ができない理由として挙げられるのが、
評価基準を自分で持っていない事です。
こういう人は、自分の動きの良し悪しを結果や他人の評価によってしか判断できないです。
人が良いと言ったら良い。悪いと言ったら悪い。
結果が良ければOK。悪かったらダメ。
というように、外部の基準でしか自分を評価ができない人は上達しにくいです。
自分の中で、
「これは上手くできた」、「今のはダメだった」
「結果はダメだったけど動きは良かった」、
「この人にはこう言われたけど自分的には悪くなかった」
みたいに、自分軸で自分を評価できないと、
何が自分に必要なことかわからないので、いつまでも自分のための練習ができません。
加えて人からの見え方とか、結果というのは必ずしも自分の認識とは一致しません。
また、結果が悪い時ほど人からアドバイスされたことや言われたことを
やってしまいたくなります。自信がなくなっていくので。
もちろん結果に対して人の意見を聞くことで客観性を求めるのは時には必要だし、
人がアドバイスしてくれたことを聞き入れる素直な姿勢も大事ですが、
それによって行う練習が、人を納得させるための練習になっては意味がありません。
自分が納得できる練習を、自分のためにする
というのが上達するためには大事だと考えています。
人の評価や結果も気にして良いですが、それらに全て流されるのではなく、
自分で自分を評価する基準を持って練習に取り組むことが、
自分のための練習をする上で重要です。
インプット重視すぎる
頭でっかち、と言われる人の特徴でもあります。
とにかく情報を集めて、何が必要な動きなのか、言葉や字面ではわかっているけど、
アウトプットが少ないので結果として上手くならない人です。
これは案外、練習の質や内容にこだわりすぎていると起こりやすいかもです。
こういう人は考えすぎずにとりあえずやってみろよって話で、
自分の身体を実際に動かすことで手に入れられる感覚や、得られる情報の重要性を
わかっていないと陥りやすいです。
インプットはもちろん大事ですが、字面の知識だけ増やしてアウトプット不足だと
当たり前ですが上達することはできないです。
伸び悩んでいる時は、考えてばかりで練習不足になっていないかを見つめ直すのも大切です。
逆に量を増やしたり、何度も繰り返しアウトプットすることで得られることもあるので、
頭でっかちにならずに、身体を動かすというのが大切です。
最後に
今回は練習で上達できない理由について、自分の経験を踏まえて持論を書いてみました。
練習はしているのに、上達した感じがしないなと思った時はぜひ参考にしてみてください。
それではまた次回。
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