スポーツや仕事でメンタルの弱さについて悩んでいる人は読んでみてください。
私は小・中・高・大で13年間、独立リーグで2年間、現在は社会人野球をやっています。
この記事では、
なぜメンタルが弱いのか
について書きます。
この記事を読めば、メンタルが弱い人の特徴とその原因について理解できると思います。
野球選手とサラリーマンを兼任する私の経験と知識に基づく、完全私見です。
かく言う私もメンタル鬼弱の出身として今も戦っているので、
今回はメンタルで悩む人に寄り添って肩を組んで夕陽を見るぐらいの気持ちで書きたいと思います。
先に、メンタルが弱い人の特徴を3つ挙げると
- 気にしい
- 自責思考が強い
- 切り替えが遅い
こういう特徴があります。
特徴その1.「気にしい」
一番の共通項と言っても過言じゃないと思っています。
メンタルが弱い人は、周りの人の目や評価だったり、
これから起こる結果だったり、それによって引き起こされる事だったり、
どうにもならないことを、あれこれと気にしすぎるのが特徴です。
「ダメな結果になったらどうしよう」「周りは自分をどう見ているかな」
「上手く乗り切れるかな」「大したことないと思われないかな」
実はこういうことは誰しもが頭の中で考えることですが、メンタルが弱い人の場合、
そういった頭の中の声を聞きすぎちゃって、自分のパフォーマンスが思ったように
できなくなってしまうことが度々あります。
とはいえ当の本人も、自分が気にしすぎているということは自覚しているので、
できなかった自分がめちゃめちゃ悔しいし、悲しい気持ちになります。
なかなか抜け出せなくて負のループにハマりがちです。
特徴その2.「自責思考が強い」
2つ目の特徴としてよくあるのが、自責思考が強いことです。
これについて解説すると、物事の原因や責任を「自分のせいだ」として捉える傾向があります。
これは自分に対する責任感が強いことだったり、何か問題を人のせいにしないという点を見れば、
プラスに働くこともあります。その一方で常に何事にも自責思考を持っているのは、
自分に対する自信のなさの現れでもあるような気がしています。
加えて、自責思考が強くて、自分の負える責任の範疇を超えたことに悩んだりすることも問題です。
特徴その3.「切り替えが遅い」
メンタルが弱い人の最後の特徴は、切り替えが遅いことです。
失敗などで落ち込んで、悲しくなったり、腹立たしくなったり、悔しくなったり、
感情的になることは誰にでもあることですが、
メンタルが弱い人はこの負の感情に悩まされる時間が長い特徴があります。
負の感情が次の行動に尾を引いているようなイメージで、長い間引きずってしまいます。
何か失敗してしまった時は、起こってしまったことへの気持ちの対処を素早くして、
これから起こることに冷静にフォーカスしたいものですが、
メンタルが弱いと負の感情を断ち切って前を向くまでに時間を要することも特徴です。
弱い理由は性格じゃなくて、感情に飲まれるマインド
ここまでメンタルが弱い人の特徴を3つ話しましたが、
正直これら3つの特徴があること自体は大した問題じゃないです。
問題なのは、そういう特徴を持った自分に「飲まれてしまう」ということです。
もっと言えば、
メンタルが図太い人にだって、先程あげたような3つの特徴は多少なりともあります。(多分)
しかし、そこでメンタルの強い弱いを分けるのは、
その状態に飲まれるか飲まれないかの差だと考えています。
そして私はこの差は、考え方やトレーニングの積み重ねで埋められるものだと思います。
冒頭で書きましたが私自身も、メンタル鬼弱の出身です。
そのため、以前までは何事にもめちゃめちゃ飲まれてた実感があります。
人の目や評価ばかりとても気にしていたし、
自責思考も強くて「背負いすぎ」だと言われることもあったし、
試合中ミスを繰り返し、切り替えができていないとよく怒られたし、
そういう自分にとにかく悩まされることが多かったです。
でも、そんな自分を変えたいという気持ちを曲げなかったし、
どうしたら変われるか日々模索しながら取り組み続けました。
結果今は当時より、メンタル的なことにあまり悩まされなくなりました。
メンタル面も練習と同じで、一朝一夕で格段に変わることはありません。
現状の自分の状態を受け入れて、変えていこうと毎日意識的に取り組むことで、
いつの間にか鍛え上げられる、というような実感があります。
飲まれそうな時は(最後に)
最後に私が感情に飲まれそうな時に大事にしている言葉を3つ紹介します。
1つ目 「どーでもいい」 主に周りの目や自分の結果が気になるとき
2つ目 「しゃーない」 主に自分を責めてしまっているなと思った時
3つ目、「はい、次」 主に何かやらかした後
私自身はこの3つの言葉を乱用しています。
飲まれそうな自分がいることに気がついた時、口に出したり、頭の中で唱えたりすることで、
その状態の自分から少しだけ距離を取るようにしています。
最初は言い聞かせるようにこの言葉を使っていましたが、
事あるごとに繰り返しているうちに、本当にそう思えてくるようになりました。
もし参考になりそうだなと思ったら使ってみてください。
今回はメンタルが弱い人の特徴とその原因、また弱さは少しずつだけど変えられるという話を
自分の経験を含めて書きました。
自分自身のメンタル弱いことに悩まされている人に少しでも参考になれば幸いです。
また書きます。ありがとうございました。
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