【感覚派と理論派の話】センスとロジック、どちらを大事にするべきか

・雑記

感覚を大事にするか、理論を大事にするか、
どちらの方が良いのか悩んでいる人は読んでみてください。

私は小・中・高・大で13年間、独立リーグで2年間、現在は社会人野球をやっています。

この記事では、
感覚派と理論派 について書きます。
この記事を読めば、
・感覚派と理論派それぞれの特徴、メリットとデメリット
・感覚と理論、どっちを大切にするべきなのか
について、知ることができると思います。

野球選手とサラリーマンを兼任する私の経験と知識に基づく、完全私見です。

 

スポーツでも仕事でも、あるいは勉強や人間関係でも、
人のタイプを雑に二つに分類すると、感覚派と理論派に分類できます。
皆さんも、
自分自身はどちらかといえばこっち派だ、あの人は感覚派だ、とか
そういう話題になる場面があると思います。

今回はそんな感覚派と理論派の話に一石を投じてくれと、
国から直々に協力要請があったので、それについて書きたいと思います。

感覚派・理論派 それぞれの特徴

そもそもの話ですが、感覚派と理論派、
極端にどっちかのタイプという感じの人はあまり居なくて、
誰しもがどちらの要素も混じり合ってる中でどっちの方が強いか
という感じのイメージだと思っています。
それを踏まえた上で、書いていきます。

感覚派

感覚派タイプの人の特徴は、自分の感覚や直感に基づいた行動を選択します。
主観的な考え方が強い特徴を持っているとも言えます。
客観性とか論理よりも、自分自身の身体とか、頭とか、心がどう感じたか
ということを軸に物事を理解したり、行動を決定するタイプです。

イメージで言うと、
画家とか音楽家とかみたいなアーティストで、芸術系のセンスのある人たちは、
こんな感じだと思っています。

上手く人に説明とかはできないけど自分が思うままにやっていたら、
それがハイクオリティに仕上がっちゃうような、
周りから見れば「天才肌だな」って思われるような人が時々いますが
そういう人は感覚派の要素が強めです。

感覚派タイプの人のメリットとして、「迷わずに行動選択できる」というのがあると思います。
というのも、感覚派タイプであれば、
自分が良いと思う感触とか手応えに従って行動を選べば良いので、
そこに根拠となるデータとか、客観性や合理性を必要としないため、
考えたり悩んだりする時間も、その必要もないというのが理由です。

逆にデメリットとしては、
思慮深さに欠けて見えることと、具体化・言語化が難しい
というのがあると思います。

感覚派タイプだと周りから「あいつは何も考えてない」と思われがちだし、
人に何か伝える時も、主観的な物事の捉え方から得た情報が多いので、
具体性を持った説明が難しいため、受け取り手にはと伝わりにくかったりで、
そういった面では苦労するというのがデメリットかなと。

理論派

理論派タイプの人の特徴は、データとかエビデンスとか、理論に基づいた行動を選択します。
客観的な考え方が強い特徴を持っているとも言えます。

得たデータを分析したりとか、
行動する前にまずは情報集めて考えたい、証拠を集めたいみたいな、
科学者とかはまさにこんなイメージだと思うんですが。
理屈がわからないと気持ち悪いとか、エビデンス調べて整合性を検証したいとか
そういう人は、理論派の要素が強めの人です。

メリットとしては、思考の幅広さと引き出しの多さがあるということです。
当然ですがデータ量も多くて、客観性もある、
加えてそれらを深く考え抜いた基盤として持っているので、端的に言えば知識が豊富です。
また、人に伝える時も、客観性や論理を基に伝えられるので、
普通の人でも納得しやすい伝え方ができるというのがメリットだと思います。

デメリットは、
アクションに時間がかかるのと、頭でっかちになるというのがあります。
感覚派タイプに比べて、行動の前に根拠や理屈が必要な分、それらを収集する時間が必要になるし、実際行動してもその理論がハマれば良いですが、ハマらない場合、ワンパターンにしか動けないだとか、なかなか解決できないみたいに、頭でっかちな状態になってしまう可能性があるというのがデメリットかなと。

 

感覚:理論 7:3くらいが良い

こういった特徴を踏まえて、
個人的には、感覚派要素が強い方が良いと思っています。
なんならむしろ自分の得意分野は感覚にこだわるべきだと思います。

何事もですが、成長する上で自分に合うものって自分の中にしか答えはなくて、
それはやはり自分の感覚にフォーカスするからこそ得られるものだと思うからです。

 

私は今社会人野球をやっていて、周りに野球が上手い人がたくさんいるんですが、そういう人たちと話をしていると、レベルの高い人ほど自分の感覚を大事にしている感じがしています。

レベルの高い人は感覚にとても敏感で、
これが自分に合うのか、それとも合わないのかのセンサーがめっちゃ働くというか。

考え方にしても、トレーニング法にしても、道具にしても
合わないセンサーに引っ掛かればすぐに見切るし、
逆に合うと思ったらそれをひたすらやり続けるみたいな感じがあります。

かといって理論を持っていないわけではなく、色んな勉強もするし、情報を仕入れたりはするけど、鵜呑みにはせずやってみて自分に感覚的に合うかどうかで判断するし、誰が何を言ってようが、最終的に自分にマッチするかどうかでしょ というような、

自分の持つセンスを軸に行動や物事を決めるという意識を潜在的に持っているんだろうなというイメージです。

 

なので結論、色んな理論は知った上で自分の感覚に頼っていくのが良いです。
それが感覚:理論=7:3くらいが良いのではないかというのが、自分の考えです。

感覚で得たものを、広く体系的に捉えたり、客観性を持たせて検証したりするために、理論的なことを知っておくと、パフォーマンスの再現性を高くしたり、人に伝える時に説得力を出したり、

そういったところに繋がってくると考えています。

とはいえ伸び悩んだ時は、あえて自分と逆の立場にシフトするべきだと思います。
感覚派タイプなら、情報やデータを集めて客観性や理論を求めてみる。
理論派タイプなら、考えずに感覚に身を任せてみる

おそらくどちらの方向にも答えはあって、
状況に応じてどっち要素を強めに行動を選択するか、
自分の中で準備しておくことが大切です。

 

今回は感覚派と理論派、それぞれの特徴とどちらの方が良いのかについて個人的見解を書きました。

ちなみに私はフードコートでどの店にしようかを選ぶ時は、
10:0で感覚派です。
以上です。また書きます。

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