仕事の選び方で悩んでいる人は読んでみてください。
私は小・中・高・大で13年間、独立リーグで2年間、現在は社会人野球をやっています。
この記事では、「好き」を仕事にするメリットとデメリット について書きます。
この記事を読めば、仕事選びにおいての考え方について、知見を広げることができると思います。
野球選手とサラリーマンを兼任する私の経験と知識に基づく、完全私見です。
私自身、現在仕事では野球をしていて、野球自体は小さい頃からやっているので、一般的に見れば「好き」を仕事にしている部類に入ると思います。また当然自分としても好きだからここまでやっているということもあるので、今回はこの「好き」を仕事にする上で感じるメリットとデメリットについて書いていきます。
早速、先にデメリットからいきます。
デメリット①「納得の行く稼ぎがあるとは限らない」
「好き」を軸に仕事にすることにおいては、稼ぎの面でのデメリットは大いにあると思います。
個人事業主、アスリート、好きを軸に就職した人。もちろん大成功したような人は別ですが、それ以外の人は、必ずしも納得の行く稼ぎが得られているとは限らないです。特に個人事業主だと、需要と結果が自分の稼ぎに直結するので、それらがなければ、ほぼ収入がないこともあります。
加えて現在稼いでいても、明日、来月、来年とずっと稼ぎ続けられる保証がなかったり、アスリートについて言えば、「引退」というのが必ず訪れるので、そういう未来の稼ぎの不安というのもあります。
私自身も大学卒業後、野球で就職の道を選んで独立リーグに行きましたが、そもそもの給料が少なかったり、年俸の増減があって安定性に欠けたりで、事前に分かってはいたものの、野球どころか生活にいっぱいいっぱいの時も結構ありました。
その一方で周りで普通に就職した大学の同期たちは自分の数倍は給料をもらっていたりと。そういう事実に直面した時に「好き」を仕事にする苦しさみたいなのを感じたりもしました。
そんな感じで、「好き」を仕事にすると稼ぎの面でのデメリットを感じることは多いのではないかなと思います。
デメリット②「休みが休みじゃなくなる」
「好き」を仕事にすると、休みが休みじゃなくなる感覚があります。理由は簡単で、仕事とプライベートの境界が曖昧になるというのが理由です。アスリートであればトレーニングや回復に当てたり、お店であれば準備をしたり、リサーチに出かけたりと、
その分野での「競争」や「成功」に対する責任やプレッシャーが常について回るので、自然に仕事とプライベートが密接になってしまいます。仕事とプライベートが離れていれば、オン/オフの切り替えがしやすいと思います。人によっては、「プライベートをモチベーションに仕事を頑張る!」みたいな事ができると思います。好きを仕事にしていると、仕事が趣味みたいな部分もあるので、この、オン/オフやモチベーションとかは、休みが休みの感覚じゃないからこそ、難しいなと私自身思ったりもします。
実際それはそれで充実してたりもするんですが、友達と休みを合わせたり、長期休暇をとって旅行に行ったりだとか、そういう休み方はしにくいなど、当然不便に感じることもあるので、それもデメリットかなと思います。
デメリット③「武器が専門性のみ」
個人的にはこれもデメリットだと思います。
好きなことを仕事にしている人は、「その分野での専門性」を武器にしていることがほとんどで、一歩その世界から出ると、何も知らないような状態になってしまう人が多いです。
私も野球が専門なので、バリバリのサラリーマンや、公務員が当たり前のようにする経験や、得るような情報に触れる機会は明らかに少ないと思います。
自分でも気がつかないうちに野球界の常識的なのが染み付いていて、野球から離れている時、「あーなんか、世間知らずだな。」と感じる時も度々あります。
なので外に出た時も、ちゃんと世間のレベル感についていける、もしくは潰しが効くような知識やスキルは個人でつけていかないと、後々苦労を感じる可能性はあるんじゃないかと思います。
好きを仕事にする上でこれも一つ、デメリットだなと感じる部分です。
メリット①「苦痛なく楽しめる」
ここからはメリットについて書きます。
第一に「好き」を仕事にすると、仕事を苦痛なく楽しめるというのがメリットだと思っています。
特に自分の場合、小学校からずっと野球をしていて、授業が終わった後に部活をしていた学生時代の感覚が、そのまま続いているようで、働いている感がなくてとても楽です。
正直あまり仕事をしていると感じることがないです。
大学生の時にアルバイトを経験しましたが、時間をお金に引き換えている感じと、労働をしているなあという感覚があって、毎回あんまり気乗りしなかったのを覚えてます。
もちろん野球も気乗りしない時もあるのですが、根本に上達したい気持ちがずっとあるので、それに向けて練習したり、努力するのが苦痛じゃないというのはメリットだなと感じます。
メリット②成果が最大の喜び
これは好きを仕事にしている人は半端なく頷けると思うのですが、仕事で成果を出した時、最大の喜びを得られるという点です。
成果に関しては人それぞれで、お金だったり、勝敗だったり、人の笑顔だったりと仕事内容や生き方によって色々あります。私で言えば勝利した時や、相手ピッチャーから打った時の喜びは他のどんな瞬間にも劣らない力を持っているのを感じます。
ざっくり言えばそれだけ情熱を注いでいるからというのが理由ですが、こういった成果への喜びの熱量は、今のところ他にはないなと感じます。
メリット③「応援してもらえる」
これは仕事にもよるのですが、
私がやってる野球で言えば、身近な人たち含め応援してもらえるというのも良い点だと思います。
普通にサラリーマンだけやっていても、応援してくれる人はいると思うのですが、「仕事が分かりやすい」と「公で見られる」という理由で、他で働いているよりも応援しやすさがあるのだと思っています。昔、一緒のチームで野球をしていた仲間とか、その父兄とか、恩師とか、時にはプレーを見てファンになってくれた人とか、そういう人たちが試合を見に来て、応援してくれる瞬間があります。
そうやって自分の活動を応援してくれる人たちがいるのはとても嬉しいし、有難い事です。これも好きを仕事にすることで得られる大きなメリットだと思います。
今回は好きを仕事にするメリットとデメリットについて私が感じる点から持論を書きました。
仕事選びで悩んでいる人の参考になれば幸いです。
最後に
好きを仕事にする力も大切ですが
やってる仕事を好きになれる力
これはもっと重要なんじゃないかなと
また書きます。
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