プレッシャーやストレスのかかる場面でのリラックスが苦手で悩んでいる人は読んでみてください。
私は小・中・高・大で13年間、独立リーグで2年間、現在は社会人野球をやっています。
この記事では、
リラックス について書きます。
この記事を読めば、あらゆるプレッシャーのかかる大事な場面での、
リラックスについての考え方が広がると思います。
野球選手とサラリーマンを兼任する私の経験と知識に基づく、完全私見です。
リラックスは必要か
そもそも大前提、大事な場面でリラックスができないことが、
なぜ悩みの種になるかというと、
リラックスができないから、ということが理由ではなく、
自分の本来の力を発揮したいから
というのが理由だと思います。
大事な場面や勝負の場面で感じるストレスには特別な感覚があって、
その機会が来ない事にはなかなか味わうことができないし、
そこで本来の力を発揮できなかった、という経験をしたことがある人も多いと思います。
しかし、よくよく考えてみて欲しいのが、そういう場面でリラックスができれば、
果たして本当にパフォーマンスがベストで出せるのか、ということです。
これに関しては、
人による
というのが答えだと思っています。
これまで色んなアスリートと話したり、自分の経験則からもそうですが、
リラックスしている状態=自分のベストパフォーマンスが出せる状態
ということではないです。
リラックスしている方が本来の力を出せる人もいれば、
少し緊張感がある方が良い人もいるし、
むしろ爆発するくらい気持ちを高めた方が良い人もいます。
つまり繰り返しますが、リラックスが本当に必要かどうかは自分次第という事になります。
そのため、まずは常日頃から、興奮した方が良いのか、沈静した方が良いのか、
イラついてるくらいが良いのか、眠いくらいが良いのか
自分のベストが出せる心の状態を観察して分かっておくことが大切です。
自分自身を観察することをセルフモニタリングと言ったりしますが、
自分の状態を常々観察できていれば、ちょっとした心の変化にも気がつくことができます。
そして、その時自分がベストを出せる心の状態でないのであれば、
ベストを出せる状態へと心をコントロールしていく作業が必要だな、と理解できます。
そこで使うのがよくあるリラクゼーションだったり、サイキングアップというような
身体を使うことによる調整法です。
リラックスできない理由
経験不足によるもの
それでもやはりリラックスが必要な人が、できない理由として、
場数の問題
があると思っています。
慣れないうちは、ある場面が来る度に緊張して、リラックスできないように感じていたことも、
場数を重ねて経験数が増えてくると、その状況に慣れて対処できるようになります。
リラックスができないな、と思う人は、
ストレスやプレッシャーを感じる場面が来た時こそ、自分の心の声を繊細に感じて、
何をすればリラックスできる状態へと持っていけるかの引き出しを
たくさん経験しながら増やしていくことが必要です。
頑張りすぎ
これは大学の時に心理学の教授が言ってたことなんですが、
人間には頑張れば頑張るほどできなくなることが2つあって、それが
寝ることと、リラックスすること
らしいです。
もしかするとリラックスが苦手で悩んでいる人は、
「頑張りすぎ」が原因の場合もあります。
私自身も巷で話題になるくらいの頑張り屋さんなので、共感する部分がありますが、
上手くやりきるためにMAXで一生懸命頑張ろうとしている時よりも、
「今日は無理だ、5割くらいの力で乗り切ろう」
と思えた時の方が、リラックスできているし、結果も案外良い方向に転じていくことが多いです。
自分自身を追い込んでプレッシャーを与えることも大事ですが、
時には肩の力を抜いて、「もうなるようになれ」くらいの気持ちで構えておくことも
解決につながると思います。
プレッシャーはつきもの
そもそも人間の自律神経には交感神経と副交感神経があります。
戦う時は交感神経が優位になりますし、休むときは副交感神経が優位になります。
勝負の時は、交感神経が優位に働くので、プレッシャーで体が強張って緊張するのは、
当然と言えば当然のことになります。
これはある意味裏を返せば、リラックスして居られないような場面であればある程、
自分にとってハイレベルなステージで戦っている場面ということです。
持論ですが、そういう場面において最終的に大切なのは、
先ほどあげた、リラクゼーションやサイキングアップみたいな心を調整するテクニックよりも、
それらのストレスを全部受け止めた上で勝負していく覚悟です。
「リラックスしないと!」と自分に言い聞かせて何かするよりも、
ここは自分にとって勝負の場面なんだなと受け入れて、
逃げずに立ち向かう覚悟と勇気があれば、
自然と自分の器量が広がっていって、気づけばどんな場面でもリラックスできる自分に
なっていくと思います。
なので、プレッシャーやストレスのかかる場面でのリラックスができなくても、
全く問題ないです。
もちろんお家に帰ってからは、たくさんリラックスした方が良いです。
私は家のベランダで外の夜景を見ながら風を真正面から浴びている時が
一番リラックスしています。
今回はリラックスについての持論を書きました。また何か書きます。
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